キャラメルママのバッキングなんて、このCDが出なかったら聞けなかったし、な んといっても麻田さんのピュアな佇まいが、そのまま記憶されているのが嬉しい 貴重盤です。
細野晴臣
祝再生!「GREETINGS FROM NASHVILLE」

このスペシャル盤はぷんぷん匂う。現代のカウボーイ/麻田さんは、今も昔も、強烈にアメリカかぶれだ。たまに御 会いすると、本当にアメリカ臭がぷんぷん匂う。アメリカにかぶれることで、アメリカの遠い音楽に強烈に憧れるこ とで、麻田さんは、グルーヴィーな自分を見つけたんだと思う。そのために、ナッシュビルで録音することが重要だ ったろうし、東京でキャラメル・ママと土臭いサウンドにまみれる必要があった。それは、大人の本気の遊び。本気 のロックだ。ぼくはもうマ・イ・リ・マ・シ・タァ。もう降参でっす。皆さんもこのスペシャル盤で、ひっくりかえ っちゃってください。
鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)
うわぁぁぁっ!なんじゃこれはーっ!!カッコよすぎるやないのーっ!こんな日本人がいたんや!!じけんじゃぁぁぁっ!!天気の良い昼は、でっかい田舎道をドライブしながら大音量で聞きたい。そんなウキウキ気分な僕。そのうち当時にタイムスリップしてしまいそうな、妙なアシッド感もありました。国境も時間も越えた不思議な音楽でした、コレ。ヤバいっす。まいりました!どうかこの再発を機会に還暦のリアル・ロックンローラーとして、お国の為 に、完全復活してくださいっ!!!
三沢洋紀(LABCRY、pony)
今から10数年前、あるレコーディング・スタジオでちょっとイカしたおじさんと出会った。それから一週間後には僕はその男性とライ・クーダーの楽屋に居た。
トム・ウェイツにカントリー・ヒロシと呼ばれる男、その名は麻田浩。その後いろんな人から聞いた逸話の数々。その中の一つがこのアルバム。渋谷のハイファイ・レコードでは結構な値段がついてたらしいですよ。しか〜も今回はレア・トラックまで。もう今日はヒロシでお腹いっぱいです。
高田漣
太いシンの通ったアルバムがここにある。麻田浩の音楽の源に心トキメク。とにかくすごく良い。
森山良子
すれ違うように歌ってくれた「ふたしかな空」。痛みが風になる、あの頃の麻田浩さんだからでしょう。
吉見佑子
麻田浩は、僕の憧れだった。って、過去形?いや今でも尊敬してますよ。一緒にトニー・ジョー・ホワイトに会いにメンフィスへ行ったし、エリック・アンダーセンのウッドストックの家に泊まったこともあった。僕的には、「続・股旅USA」ってな気分だった。もう四半世紀も前のこと。30年前、荻窪ロフトに麻田浩バンドをブッキングしたのは、僕。「ディキシー・チキン」を歌う麻田浩、カッコよかったなあ。 もちろん、『僕のなかの君』のLPはよく聴いた。名うてのナッシヴィル・キャッツを従えた麻田版『ナッシュヴィル・スカイライン』、はたまた麻田版『ロデオの恋人』。
キャラメル・ママとの未発表録音、発掘!なんて、まるで『地下室のテープ』。 で、「ジェシーの唄」。そうそう、ジェシー・ウィンチェスターの来日公演を是非、実現してください。
ビリーヴ・イン・マジック長門芳郎

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