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クラシック・カントリー・ジェントルメンで唯一人来日していなかったエディ・アドコックがやってきます。エディ&マーサ・アドコックに、あのトム・グレイも一緒です。トムス・キャビンの”聴かずに死ねるか”シリーズの第3弾です。 今年はカントリー・ジェントルメン結成50周年記念と言う事でアメリカでもジェントルメンがらみ のいろいろな企画が有るようです。 DCグラスを世の中に知らしめたカントリー・ジェントルメンですが、IBMA名誉の殿堂にも入っている故ジョン・ダッフィー、故チャーリー・ウォーラー、そして今回揃って来日するエディ・アドコック、トム・グレイの4人によるクラシック・ カントリー・ジェントルメン(1959-1964)をベストとするファンも多く、昭和36年にはじまった「オール・U.ジュビリー」をはじめ、1960年代に学生ブルーグラスをリードした彼ら、やっとそのアドコックのバンジョーが生で聴ける訳です。 エディーはこの30年以上、奥さんのマーサと二人で演奏をつづけています。一時はセカンド・ジェネレーションというバンド名でも人気を博したその二人に、クラシック・カントリー・ジェントルメンのトム・グレイが加わってのショウになります。もちろん各地でゲストが加わってのジェントルメン時代の曲の再現も考えています。 ジェントルメンを知っている世代はもちろんの事、その後にブルーグラス・ファンになられた若い人もぜひ聴きにきてください。 ぜひ皆さんと一緒にブルーグラス音楽を盛り上げましょう。 (麻田 浩) |
東京、横浜には現在ジェントルメン・フォロワーとして活躍中の須貝重太と本間正敏が参加します。名古屋、大阪、福岡にはあの大塚章がジョン・ダッフィーのマンドリンを持って参加。 懐かしのジェントルメン・サウンドが聴けそうです。 ―全公演終了致しました― 12月9日(日)渋谷 JZ Brat [web site] <昼の部> Open15:00 / Start16:00 <夜の部> Open19:00 / Start20:00 前売¥5,000 / 当日¥6,000(共にドリンク別) 問:03-5728-0168 ※キャンセル待ちをご希望の方はJZ Bratへお問い合わせ下さい。 ※前売りチケットは売切れです(当日券の販売もありません) ウェルカム・パーティー(ミニライブ有り) 12月10日(月)下北沢 ラ・カーニャ [web site] Open19:00 / Start20:00 参加費¥3,000(2ドリンク付き) 問:03-3410-0505 渋谷公演が完売のため急遽、ウェルカムパーティーを行います! フルステージではありませんが、ミニライブもあります。 ※予約制です※ 先着50名様限定 12月11日(火)横浜 Thumbs Up [web site] Open19:00 / Start20:00 前売¥5,000 / 当日¥6,000(共にドリンク別) 問:045-314-8705 12月12日(水)札幌 くう [web site] Open19:30 / Start20:00 前売¥5,000 / 当日¥6,000(共にドリンク別) 問:011-616-7713 ローソンチケット(L:13018) 12月13日(木)名古屋 TOKUZO [web site] Open18:30 / Start19:30 前売¥5,000 / 当日¥6,000(共にドリンク別) 問:052-733-3709 チケットぴあ(P:275-075) 12月14日(金)大阪 アナザー・ドリーム [web site] Open19:00 / Start20:00 前売¥5,000 / 当日¥6,000(共にドリンク別) 問:06-6211-5759 ※前売りチケットは売切れです。当日券は、若干数販売する可能性があります。当日に、会場にお問い合わせ下さい。 追加公演決定!!(ミニ・ジョイント・コンサート) 12月15日(土)神戸 ロッコーマン・ホール [web site] Open17:30 / Start18:00 前売¥3,500 / 当日¥4,000 会場問:ロッコーマン・ホール 078-333-9000 公演問:サリーアン 0797-85-8384 大阪公演が完売のため急遽、36年来の交流があるブルーグラス45がホストとなってライブを計画しました。米国在住の大塚章を加えてのオリジナル・ブルーグラス45リユニオンとエディ&マーサ・アドコックwithトム・グレイが 、フルステージではありませんが、ミニ・ジョイント・コンサートを行います。小さな会場です。お早めにお問い合わせください。 12月16日(日)福岡 博多百年蔵・壱番蔵 [MAP] Open17:00 / Start18:00 前売¥5,000 / 当日¥6,000(共にドリンク別) 問:ジャブアップ 092-526-8696 チケットぴあ(P:275-086)ローソンチケット(L:88705) インターネット受付は終了致しました ※演奏中の喫煙はご遠慮いただきます。 ※喫煙は、ロビーその他指定の喫煙コーナーでお願い致します。 |
■エディ&マーサ・アドコック 「楽器の虫」といってもいいエディ、バンジョーとギターを交互にとっかえひっかえ弾きまくる、そのパワーとエネルギーはあの「クラシック」と称号のついたカントリー・ジェントルメン時代から、変わらない。 人が思いつかないようなフレーズ、そして驚くようなテクニックで聴くものを煙に巻くエディ、そのかたわらでいつも控えめにギターを抱えて唄うマーサ。アパラチアに伝わる伝統的なフォークソングからカーター・ファミリー、そして独自のセンスで心を込めて唄うクラシック・カントリーなど、エディとマーサの音楽はいつも驚きと優しさに満ちている。 1938年生まれの今年69才、カーレーサーをしながらバンジョーを弾きつづけ、ビル・モンローやマック・ワイズマンのバンドに在籍、1957年に結成されたばかりのカントリー・ジェントルメンに参加、1970年までその黄金時代を支えた。 ジェントルメンを脱退してからカリフォルニアでカントリー/ロック・バンド、クリントン・スペシャルを結成、MGMからリリースされたシングルはオマー・シャリフ主演の映画『The Horsemen』(1971年)にも使われている。 その後、ワシントンDCに戻ったエディは、女性ボーカルをメインにしたポップなブルーグラス・バンド、セカンド・ジェネレーションを結成、オリジナルの"Virginia"やカバーの"If"、「恋は水色」などでニューグラス時代の幕開けをサポートした。 1974年、セカンド・ジェネレーションにキュートな女性ボーカルを聴かせるマーサ・ヒーロンが参加、以降、エディとマーサは公私共にパートナーとして一心同体の活躍をつづけることになる。 1980年、エディとマーサはナッシュビルに移り、女性ベーシスト、ミッシー・レインズとのトリオ・ユニット、トーク・オブ・タウンで活動、また同時に、ジェシー・マクレイノルズ、ケニー・ベイカー、ジョッシュ・グレイブスら巨匠ばかりが集まったユニット、ザ・マスターズを結成したり、カントリー・スターのデビッド・ アラン・コーのギタリストとしても活躍、その「楽器の虫」を究めている。 演奏以外でも、PAシステムを持って各地のフェスのPAを担当し、また、音楽仲間の窮状を見ると、常に先頭に立ってベネフィット・コンサートを企画、まったくの手弁当で慈善活動に従事するなど、多くのミュージシャンから尊敬され慕われている。 ■トム・グレイ ブルーグラス・ベースに革命をもたらした男、トム・グレイは1959年から64年まで、カントリー・ジェントルメンに在籍、また1971年から1986年まではセルダム・シーンに在籍、DCグラスと呼ばれるモダン・ブルーグラスの先駆として大きな功績を残しているベース一筋のミュージシャンである一方、定年までナショナル・ジオグラフィック社を勤め上げた堅気のサラリーマンでもある。 ディキシーランド・ジャズの経験を生かしたウォーキング・ベースにブルーグラスのスラッピング奏法などを加え、何よりもその重厚なコード感覚で曲に流れとダイナミズムを与えるアンサンブル作りは現在もトップクラスのベーシストとして尊敬されている。 非常な愛妻家であり、決して自我を張らず、人を不愉快にさせない温厚さはアメリカ人にしては稀有な性格である。 ■エディ&マーサ・アドコックwithトム・グレイ クラシック・カントリー・ジェントルメン、たったふたりになってしまった偉大なバンドのエディとトムが創るスリリングなアンサンブル。そしてマーサの包み込むような女性ボーカルとギターに、エディのよく伸びるバリトン・ボイスでブルーグラス/アーリー・カントリー/フォークの名曲を優しく聴かせてくれるトリオは、 ジャンルを越えて1960年代から現在まで、変わることのないアメリカン・ミュージックを堪能させてくれるはずだ。 (渡辺三郎) |